キャリア採用2017年入社

藤澤 七之助

大阪本店パイル部

前職の経験も仕事に活き、
回り道じゃなかったと

少しの遠回りが、
建築を目指すきっかけに

Q.建築を学ばれていたのですね

建築に携わっている身内が多かったんです。祖父もそうで、よく現場を見せてくれたり。自然に幼いころから建物やモノづくりに興味をもつようになって。大学では土木を専攻し、基礎的な知識を学びました。在学中のバイトが縁でカフェチェーンに入社したのですが、5年ほど過ごしたところで初志貫徹しようと、建築の仕事を目指しました。

Q.異業種からの転身、おもしろいですね

カフェでの接客も勉強になりました。お客さんのタイプはいろいろなので、ヒューマンウォッチングしながら会話も楽しんで。個性をつかむトレーニングになりましたね。スタッフどうしの連携もつねに意識して、業務を効率化するために役割や分担を見直したり。いまの仕事に活かせる経験もできたかなと。ただ、ショップの狭い空間や毎日のルーティンが物足りなく感じ始めたんです。建築の魅力にはかなわないなって。

肝心なところは、
意外と見えないものです

Q.お仕事のこと聞かせてください パイル部って?

パイルは、杭のことです。あまりなじみがないですよね。土台のさらに下、地中に深く埋め込んで地盤から建物を支えます。建物が完成すれば見えなくなりますが、安全性を担保する要の部分です。重さはトン(t)単位、長さは60mを超えるものも。とにかく大きい資材で扱いが大変なうえ、工法もさまざま。工事の規模や地質、コストや納期などを含めて、ベストな選択が求められます。

Q.気づかいがたくさん要りそうです

施工中だけでなく完成後も、人命にかかわりますから。地質や資材のチェックは念入りに、計画も少々のことでトラブルが起きないよう緻密に作成します。正確なエビデンスのとりまとめも重要。埋設に使う重機と杭を搬入する際は、とにかく安全最優先。細心の注意を払いながらの作業になります。

後工程の土台づくりにかかわる業者さんにも配慮が必要です。とりわけ打ち込んだ杭の頭を出す掘削業者さんとは現場を共有するので、互いの進捗に支障が出ないよう綿密にシミュレーションを重ねます。着工前の検討会・施工テスト・不具合チェック、元請さんや業者さんとは現状確認と折衝の連続。みなさん立ち会いのもとで進めるので、現場にいる時間はどうしても長くなりますね。

コミュニケーションも気をつかいます。協力的な業者さんばかりではなく、時には自分の都合を強い口調で迫られる場合もありますので。上手くかわせるようになったのは、自身の長所を意識してから。「人当たりがいいので、言い方さえ気をつければ大丈夫」と、先輩に言われたことも自信になっています。接客経験がウォーミングアップになったのかもしれません。

ハードルが高いほど、
発見と喜びに出合える

Q.達成感を感じるときは?

元請さんの要望も、案件によって優先順位がかわるので、応えるのは難しい反面、モチベーションもあがります。納期なのかコストなのか。当社は長年の実績がありノウハウやデータが豊富で、堅実な資材メーカーさんとのつながりも強い。私も杭の施工に関しては会社を代表するまとめ役です。元請さんが思いつかないような提案を完工させ、喜んでいただけたときは達成感につつまれますね。

ハプニングやトラブルを乗り越えたときも自信につながります。地盤は掘ってみてわかることも多く、地質に悩まされたり、残留物の撤去を迫られたり、法律の確認が必要になることも。そのつど必死に勉強です。

気にかけてもらえる、
あたたかな空気を感じます

Q.社内の雰囲気はどうですか?

フレンドリーですね。誰とでも話しやすいし、わからないことはしっかり教えてもらえます。「(仕事で)困ってると聞いたよ」と、やさしく声をかけていただいたり。見守られている感じが心強いですね。「報・連・相」の大切さを入社時に教えられましたが、これもしっかりと根づいている印象です。

先輩は皆さん個性的で面白い。趣味に熱中しておられる方が多くて、誘われたり、情報交換したり。仕事に対する信念は様々ですが、理由を伺うと皆さん説得力があります。とくに業者さんとの交渉力は凄いです。施工の進捗を見通して、つねに伝え方やタイミングを工夫されています。自分にはない視点が新鮮で、どんどん引き出しが増えていくんです。

サポートに恵まれて、
新たなステージに挑みたくなる

Q.キャリア7年目 これからのビジョンは?

杭の施工について、知識をより深めたいです。基礎施工士の資格と、資材メーカーによる工法資格が30種類近くあるので、継続して取り組んでいます。杭の素材や工法は技術革新が絶え間なく進んでいます。私たちもつねにアップデートできているかが問われるんです。取得が進めば知識も豊富になり、顧客の信頼にもつながります。

杭の施工管理については、まだまだ60%くらいの習熟度かなと。ここからは経験の蓄積にかかってきます。杭の現場に同じパターンはありません。学ぶ機会も1回きり。成功も失敗も経験値にして、「杭のことなら七之助」といわれるような人材になりたいです。

Q.ISEの魅力、就活されている方に紹介してください

伊藤忠グループなのは強みですね。取り引きがある企業の数と業種の広さは圧倒的ですから。業界でも評判のエキスパートと出合えるんです。しかも直接教えていただいたり、相談もできる。メーカーさん主催の講習会もあるし、資格に挑戦する道も開かれている。スキルアップを目指すには、恵まれた条件がそろっていると思います。

また、大規模な案件にかかわることができるのもやりがいにつながります。国内有数のリゾート施設や巨大工場を担当しましたが、現場のスケール感はすごい。杭の施工も1000本単位で工期も長く、打ち込みが進んでいく様子を見ていると気持ちがあがります。有名なランドマークをたくさん手がけているので、メディアに登場すると満足感がじわじわと。杭は見えませんけど(笑)。

仕事と同じ、
趣味って奥が深いんです

Q.オフタイムは充実していますか?

複数の現場を掛け持ちすると残業もありますが、プライベートは充分に楽しんでいます。仲間に紹介されてボクシングを始めたのですが、これはストレス発散にもってこいでした。だんだん筋肉がついてくるんですが、それも嬉しくて続けています。ラーメン食べ歩きを目的に旅行することも。応援の仕事で地方に行くと、必ずお店をチェックするくらい好きなんです。関西と関東の味のちがいを楽しんだり。

※所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。

一日のスケジュール

  • 6:00

    起床

  • 8:00

    現場で朝礼

  • 12:00

    昼食

  • 17:00

    業務終了

  • 18:00

    帰宅

  • 20:00

    趣味

  • 22:00

    明日の準備

  • 23:00

    就寝

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